ときは平成17年の12月・・・。
税理士試験の合否を伝える封書が届くのは、今はわからないのですが、夏の試験後、その年の12月でした。
今でも忘れもしない5科目がそろったことを伝えてくれる封書が届いた日のことです。
封筒にハサミを入れ、震える手をおさえつつ、ちょっとずつちょっとずつ、まるで自分自身をじらすように、通知の紙を封筒の中からジワリジワリと引出して合否の確認をしました。
いきなりズバッと通知の書面を全部引き出して、合否を一気に確認する(見る)という行為と勇気は13年間の歳月が蝕んでしまったのだと思います。
下の写真下側の右側より
まず固定資産税のボックス2つが見えました、この科目は私の合否には関係のない科目です、次に事業税、次に・・・・、消費税法の「ゴ10」の文字が見えました、ちなみに、これは平成10年に合格済みという意味です、いよいよです、まず「ク」の文字が、次に「カ」の文字が・・・、合格を確信して一気に書面を引っこ抜きました。
号泣しました、走馬灯のように13年間の試験生活に対する怨讐に近い感情が吹き出し、心の中をめぐりめぐったからです。
(実は例年、合格した科目がないときは下の写真の通知書と同じサイズで、もっと殺風景な「今回は合格科目がありませんでした」の旨を伝える書面が入っているだけでした、なので冷静に考えれば、固定資産税のボックスが見えた時点で合格は、ほぼ確定と考えて間違いなかったのですが、そんな単純なことも頭に浮かばないぐらい、猜疑心と緊張と動揺が入り混じっていた状態だったのです)
その横で妻も泣いていてくれました、当時3歳だった息子は、そんな異様な光景を目の当たりにし、とまどい、ポカンとした顔をしていたと思います。
妻の次に、心配してくれていたであろう母に電話を入れました、合格の旨を伝えると電話口のむこうで母も泣いてくれました。
(小さい時から私は、変わり者だったと思います、迷惑をかけ叱られることも度々でしたが、子供の親になり、今、それ以上に愛情を注いでくれたことを理解できます、感謝の念しかありません。案の定、もらい泣きをしました)
元来、私は諦めが悪く、しつこく、粘着質な性質を兼ねそろえた人間です。
(一方で怠け者、ときに淡泊な部分もあるのですが)
それらの性質が長きにわたる試験生活の支えになったのかもしれませんが、やはり税理士試験を諦めなかった一番の要因は私の合格を信じ続けてくれた妻、母、家族の存在だったと思います。
本当にありがとうございました!
早くもですが税理士試験奮闘記編は一旦終わりにしたいと思います。
きっと後日また再開すると思うのですが・・・
よく残っていたと思います、結構な時間をかけ探しました、残っていて良かったです。
